「兄弟なのに、なんでこうも違うんだろう?」
わが家には、まったくタイプのちがう兄弟がいます。
ひとりはディスレクシア(読み書きの困難)があるかもしれない、やさしくて空間認知が得意な長男。
もうひとりは、自分で目標を決めてコツコツ努力できる“まっすぐ系”の次男。
どちらも大切な個性で、どちらもしっかりと正解です。
ですがもちろん、同じように育てようとしても、全然うまくいかない…笑
このカテゴリでは、そんな「正反対の兄弟」と向き合う日々を通して、
“学び方のちがい”や“子どもの個性”について記録していきたいと思います。
この記事がおすすめな人
「ディスレクシアっぽさに気づいて悩んでいる家庭」
「兄弟で学びのタイプが違って戸惑っている親御さん」
「進学や塾、習い事など、どう向き合えばいいかわからない人」
書くのは苦手。でも、頭の中にはしっかり地図がある|長男の話
長男には、ディスレクシアの傾向があります。
ひらがなやカタカナはそれなりに書けますが、漢字テストは0点〜20点のことも。
ですが、時間をかければ漢字も書けますし、
読むほうは全く問題なくすらすらと読める、というなんともグレーゾーンな様子です。
一方で、図形の問題や立体の構成は得意。
理科や社会の理解も速く、一見別々に見えるもののつながりを見抜く機転は親もびっくりすることがあります。
また、彼の頭の中には「地図」があります。
自分で道を覚えたり、初めての場所でも方向感覚だけで道に迷うことがありません。
ゲームのマインクラフトで洞窟探検をしていても、あっという間に帰り道に導いてくれます。
きっと、空間認知が得意なのでしょう。
人の気持ちにも敏感で、やさしいところがたくさん。
「学び=テストの点数」では測れない、“見えにくい力”をたくさん持っている子です。
目標があるとグングン伸びる、コツコツ努力型の弟|次男の話
次男は、公文で2学年先相当まで進むともらえるトロフィー獲得を目指してがんばり、実際にGETしました!
コツコツと公文を頑張ることで国語にとても強くなり、大人でもすこし読みづらい文章などもスラスラと読んでいます。(公文の記事は追って書きたいと思っています!)
不器用な部分も多いですが、一度決めたことを最後までやり遂げる“まっすぐ”さがあります。
友達も受験をするので受験がしたい!と現在進学塾にも前向きなようす。
そのため中学受験にチャレンジしてみようか…という状況です。
次男は、努力の方向が見えていると、一生懸命自分で階段を上っていくタイプです。
読書が好きで、書くことも苦じゃない。
計算問題にも安定感があり、学校の宿題もスムーズにこなしていきます。
でも、もちろん兄とはちがう課題もあります。
兄弟でも刺激しあい支え合いながら、ちがうペースで、それぞれの力を育てています。
比べるのではなく、“観察”していく
親の私にとって、2人しかいない子どもたちだからこそ、
どうしてもこうも違うんだろう?と、半ばおもしろいなと思いつつも、比べてしまうことがあります。
でも最近、「この子はこういうタイプだから、ここを伸ばしてあげればいいのかな?」と観察することを意識しています。
2人の“ちがい”の中にこそ、これからの学びのヒントや、将来の選択の種がある気がしています。
おわりに|「個性と学び」
学ばなければいけないことは一定量決まっていますが、それをどのように、どの時期に習得していくのかはその人・その子によって違うのではないかと思っています。
もちろん、みんなと同じスピードで同じ歩幅で進めることも大事ですが、「なにかを学ぶことはこんなにもおもしろい!」という知の根源みたいな感覚を、ぜひ子どもたちに味わってもらいたい!といつも思っています。
そのようなマイペースな教育方針ではありますが、大切な子どもたちに「楽しく人生を突き進んで欲しい!」という思いのもと、私は今できる最善のサポートをしてあげられたらと思っています。
このブログでは、今後
- 書字が苦手な子の「ディスレクシアと学び」
- 努力型の子の「進学・目標設計」
このふたつを軸に、親としての試行錯誤を記録していきます。
正解はなくても、「我が家なりの道」はきっと見つけられると思っています。
そんな気持ちで、「個性と学び」シリーズとして、今日から開設したいと思います。
今日は君となにしよう?
「こどもとあそぼ研究所」に遊びに来ていただき、ありがとうございました。
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